世にサラダは数多あれど。
私が一番好きなサラダなのです。「サラダ リヨネーズ」。
コブサラダでもなくサラダ ニソワーズでもなくシーザーサラダでもなくコールスローでもなく…。
塩漬けした豚の鋭い塩気、ヴィネグレットの穏やかな酸味、クルトンの食感のアクセント、ねっとりとした鶏レバーの馥郁とした香り、全てに絡みつくポーチドエッグ……。
「サラダ」というよりは「食事」として成立している、というのが私のイメージです。
テキーラダイナーでは、アップルビネガーとハチミツで煮込んだトリッパ、ソテーではなく炭火で焼いたベーコン、鶏レバーの代わりの砂肝スモーク(レバーを入れると急に売れなくなると云う悲しい現実の為)を主軸に、日によっては鴨の生ハムやパテ ド カンパーニュが入ったりします。
ヴィネグレットは個人的な好みで赤ワインビネガーとオリーブオイル&ヘーゼルナッツオイルで。ほんのり漂うナッティーな香りが内臓に合うんじゃないかと思っています。
そして至って普通のポーチドエッグ。。
しかし常々思うのですが、黄身がとろけるあの特別感と言ったら他では得られないですよね。目玉焼きや温度卵、ポーチドエッグが乗っかったら、大抵の料理はご馳走に変身すると思うのです。
とろとろ卵が乗った料理の前では誰もが少年の様に、「わーい!」ってなるのです。
私が通う馴染みのカツ丼屋では、とろとろのカツ煮の上に更に温度卵を乗せてくれるのですが、そのご馳走具合と言ったらもう……。使っている卵は2ヶでもそのインパクトは2X2の4倍。クロスカウンターみたいなカツ丼なのです。(あれ。最近どっかで聞いた表現だな…)
興味をお持ち頂いた方は是非一度召し上がってみて下さい。
あ。いや。
カツ丼ではなくサラダ リヨネーズの方です…。
余談ですが、件のカツ丼屋さんも訊いて頂ければこっそりお教えしますよ。
ここでは伏せますが、IS丹8階レストランフロアにあるIWQというお店です。
更に余談ですが、目玉焼きの黄身を最後まで残して一口で召し上がる派もいると思いますが、私は速攻で割る派です。
ご静聴、ありがとうございました。
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